第六回公演「天地に咲く-萩と祇園は夜明け前-」
あらすじ
幕末の長州と萩を舞台に 二人の人生が動き出す。
ひょんなことから長州藩にスカウトされ、 志士活動に組み入れられた蘭学医者、所郁太郎。
芸者の幽霊に取り憑かれ、 尊皇活動の手伝いをさせられる祇園芸者、叶ゆり。
平々凡々な幸せを求めていた二人だったが 本人の意思とは無関係に、時代の渦に流されていく。
数々の志士達やそれを支える尊皇芸者との出会い、別れ。
蛤御門、馬関で巻き込まれる幕府との戦。
様々な試練を経て 魂は新たな姿で 巡り会う。
天は理想、地は現実
─狭間で咲く人々の物語。─
【志】
長州
数多の志士を生んだ西国の雄。
志士は理想を求め、 理想は志士を求める。
幕末の萩に煌めく、 運命と闘う男達の魂。
変わり続ける時代の中で、 彼らは何を打ち建てるのか。
【華】
京都。
数多の志士が集った千年の都。
志士あるところに女あり。
女あるところに志士あり。
華の祇園で繰り広げられる
虚々実々の女の駆け引き。
夢と真が入り乱れる中、
女達はどこへ向かっていくのか。